ジャニオタとお母さん

 

 

 

 

 

 

わたしの尊敬する人、それは、お母さん!

 

小学生の頃だったか そんな質問に何の疑いもなくスッとそう答えた記憶があって。今も変わらないなあと思う。

 

 

 

 

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こんなツイートをしたら何人かの方から反応をもらって、「ジャニオタ とお母さん」というタイトルでブログを書いちゃおう!と思い立って今に至る。

 

 

 

 

 

 

当時、小学校高学年だった私。ある日お母さんが、「懐かしくなって買っちゃったー!見てみる?」と某アイドル雑誌My●joを家に持って帰ったところからジャニオタ人生が始まったと言っても過言ではない。

 

お母さんはそんなこと覚えてないかもしれないな〜と思うぐらいには、些細なことだけど。

 

 

 

 

 

今思えば、そんなきっかけも含めて、私をジャニオタにしたのはお母さんだったかもしれない。

 

ということで、お母さんが教えてくれたこと、お母さんから影響を受けて出来上がったジャニオタ的モットーについて書き残しておくことにする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自担の頑張りをパワーに

 

 

今でもよく言われる。

昔からお母さんは私にこう言って聞かせた。

 

「今頃きっと内くんも頑張ってるね」

「内くんに会う日まで頑張ろうね!」

 

これは根拠のないおまじないのようにも思える。

 

でもテキトーな言葉ではなかったなあと振り返りながら思う。なぜかと言うと、お茶の間オタクだった私が同じ回の少クラを何度も見るのを倦厭することもなく、「へー!さすが内くん!」と、いつも私の好きなアイドルは間違いないと言わんばかりに褒めて認めてくれていたから。

 

そんな素敵な彼が一歩一歩進んでいることを信じた上で、私にそんな言葉をかけてくれていたように思う。

 

私はそれを1番のパワーにして、受験勉強や就職活動に力を入れ乗り越えてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何よりも「生活」を大切に

 

直接的にこう言われたことはないけれど、教えてくれたことのほとんどがこれに通ずるものがあるように思う。

 

お母さんのスタンスとして、

・自由にお金を使っていいのは社会人になってから!

・今本当にすべきことは何か?

・無理をしない

などがあった。

 

 

私は今でこそ同じ舞台を2公演観劇することがあるけれど、昔の自分からは到底考えられなかった。

 

お母さんと話す中で真剣に色々考えていると、「今、これを頑張らなきゃ後悔する。」と思うことがたくさんあったからだ。

 

大学生になってからは。今思えば死ぬ気でバイトをすれば、現場に何度でも行けたのかもしれない。

だけど実際に私のしていたバイトは、親が支えてくれる大部分をほんの少し補っているだけ。

友達と遊んだりと娯楽費にも使ったけど、遠征プラス現場は金額の問題の上に、やっぱり贅沢な気がしてそう使えなかった。

 

これは社会人になった今も生きていて、絶対に絶対に行きたい!と思う現場であって、トータル的に自分で納得できるものには足を運ぶけど、遠征先の距離とか、次の日の仕事に向かう体力とか。いろんなことを踏まえて決める、少しだけ冷静な気持ちがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「1回」は特別なこと。

 

 

 

これは今でも言われ、今も私自身大切にしていること。

 

 

内くんの謹慎期間に待ち続け、悲願のカウコンに大泣きしたことも知っているお母さんだから、「嬉しいね」「ありがたいね」と繰り返してくれる。

 

「これで明日からも頑張れるね」

そんな言葉を胸に、1度きりのときめきを持続させるほくほくした気持ちを大切にできるようになった。

 

お母さんの前向きなところが、私にとっての嬉しい!幸せ!をつくっていったんじゃないかなあとすら思う。

 

 

そういえばこんなこともあった。

 

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これは関西ジャニーズJr.のあけおめコンのことだったと思う。お母さんと話していると、特別を噛み締められる感覚がある。

 

 

私が地方に住んでいることとか環境の影響もあるんだろうけど、アイドルに会える機会があることは特別だと染み付いている。

 

でも、昔はもっとその気持ちが強かった。夢とか幻とか手の届かない存在だとか。「さんまと玉緒の某夢を叶える番組が地元に来てインタビューされたら、娘に内くんを会わせたいって言ってね!」なんて子どもの頃から言い続けてきたのもハッキリと覚えている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

好きを受け入れること

 

 

 

いくつか紹介してきたけど、そのほかの母語録。

 

 

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私が応援している大好きな人のことを否定することなんて一度もなく、一緒に可能性を信じてわくわくしてくれるお母さん。

 

中高生の頃はもっと漠然とした嬉しさだったけど、今になって、その嬉しさの理由が自分の中でわかるようになってきた。

 

好きを受け入れて認めてくれる人がいるということ。この好きは間違っていないんだと思えること。私はこのままでいいんだと思えること。

 

誰かに好きを否定されたとき、たったそれだけのことに心がポキっと折れたことがある。

ああ、もうこの人には話さないでおこう。本当の気持ちは隠しておこう。

みたいな感じ。

 

それから、誰かの好きを否定せずにいようというスタンスになった。正直なんでもかんでも好きでいられるわけはないから、誰かの好きを理解してまったく同じ気持ちでなんていられないけど、否定せず受け入れることならできる。

それだけで、何か嬉しいことがあるたびにお母さんに逐一話していたわくわくした幸せな気持ちをつぶさないで済む気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな母を現場に連れて行ったことがある。

 

一度は高校生の頃のライブ。厳密に言うと私が連れて行って貰ったんですが(笑)本来は行く予定のなかったお母さんが、当日券の存在を知り、「見てみようかな」と言ってくれてすごく嬉しかった。

 

もう一度はつい最近、兵庫公演を控えている「イン・ザ・プール」。

 

「さすがだったね…!」

「すごいね。ずっと頑張ってきたんだね」

「シュッとして!オーラが違うね!」

 

そう言われて、なぜか私が自慢げに語るというお決まりの流れ(笑)

 

お母さんのこころのなかは私のアイドルに対する気持ちとは違うけど、こんな人にこそ自担を見てほしい、と思ったり。

別に詳しいわけでもない、率直な感想を聞くときらきらした気持ちでいっぱいになる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かれこれ十数年ジャニオタでいるけど、漠然と好きだった頃と比べて、好きな気持ちや応援のスタンスを考察できる今もめちゃくちゃ楽しいなあと思う。

 

大げさかもしれないけど、こうやって好きを大切にして、毎日のちょっとしたときめきとか、たまーにある贅沢なきらっきらした時間とか。そんな感覚で幸せを感じられるのも、お母さんのおかげのような気がします。